木材の高騰とその影響

先日取引先の不動産会社から木材が高騰してそれに伴い、不動産も価格が上がると情報があった。調べてみると木材だけでなく、化学原料やアルミ、銅など様々な素材や原料が高騰しています。

要因として①アメリカの住宅市場の好調と②物流コストの高騰が上げられます。

①についてアメリカではコロナショックでFRB(連邦準備制度理事会)が2020年3月にゼロ金利政策を導入したことにより、住宅ローン金利も下がり、人々の住宅購入への意欲が高まったことが大きく、ローンの金利が低い時って、「今こそ購入のチャンス!」と住宅購入を検討する1つのきっかけになりますよね。

②は①とも関連しますが、コロナショックにより海運会社は今後不況になると予想して、サービスを縮小して、船を待機させました。しかしマスクや防護服等の医療関連品やいわゆる世界的な巣ごもり需要の高まりにより、海運業界は不況にはならずに、逆に活況となってしまいました。世界中のメーカーがモノを移動させたいと思っても、その移動手段であるコンテナが不足する事態となり、結果的に物流コストは上昇し、これが原料の高騰の要因となっております。

原料高騰の背景には上記のような要因があると思いますが、この動きは最終的に住宅価格上昇に影響すると予想します。これから建てる家については原価が上がっているので、やはりその一部は住宅価格に転嫁せざるを得ない状況です。

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